うちの子逆上がりができないんだけど教え方のコツってあるのかな?そもそも自分もできない。。。どうしよう。
こんなお父さん、お母さんの悩みを解決します。
本記事の内容
●逆上がり達成までのステップ
1:前回り(補助運動)
2:ダンゴムシ(補助運動)
3:握り方の確認(順手or逆手?)
4:鉄棒の高さと位置のチェック
5:蹴り上げ
6:引きつけ
●まとめ
●おまけ(けっこう大事)
本記事の信頼性
kazzzといいます。
こどもへの体育指導経験があり、多くのこども達に逆上がりを教えてきました。
その経験を基にお伝えしていきます。
目次
●逆上がり達成までのステップ
まずはここを理解しましょう。
この次に、前回り、ダンゴムシと補助運動が続きますが、怪我などがないようにある程度鉄棒に慣れている前提で話を進めます。
保護者の方の補助も大変重要ですので、安全にできるよう配慮してくださいね。
1:前回り(補助運動)
まずは、前回りはできますか?
できなくても逆上がりからできる子もたくさんいますので気にしなくても大丈夫ですが、
逆上がりをするための重要な要素も含んでいますので、前回りも練習してみてくださいね。
補助運動になり得る重要なポイント
回り終わって地面に足がつく際に、音がしないようにそっと降りる練習をしてみてください。
腕の力だけで、自分の体重を支えられるか、ということがポイントになってきます。
これができるようになれば、ステップ2もできるはずですので、ステップ3に進んで大丈夫です。
2:ダンゴムシ(補助運動)
逆上がりをするために、腕の力で自分の体重を支えられるかをチェックします。
イラストのように、肘を曲げ、膝とくっつけたまま10秒も耐えられれば十分です。
※真横から見た図、赤の点が鉄棒だと思ってください。
まずは短い秒数から練習してみましょう!
ステップ1の前回りの着地で静かに着地ができるなら簡単なはずです。
どちらかができたら次のステップに進みます。
3:握り方の確認(順手or逆手?)
鉄棒のにがり方には「順手」と「逆手」があります。
メモ
「順手」は鉄棒を上から握る握り方。
「逆手」は鉄棒を下から握る握り方です。
前回りは順手で行うのが基本ですが、逆上がりはこどものやりやすさに任せても良いと思います。
特にお子さんに癖や好みがなければ私はまずは「逆手」で教えます。
4:鉄棒の高さと位置のチェック
次に、鉄棒の高さと、構える際の位置の確認です。
高さは「胸の高さ」くらいの鉄棒を選ぶと良いでしょう。
構える位置については、できるだけ鉄棒と身体を近づけたほうが良いです。
そして、好きな方でいいので、足を前後に開き、前の足を鉄棒より前に、後ろの足で蹴り上げることを伝えます。
理由としては、次のステップに関係しますが、離れていると、足を振り上げる際の力の向きが前方になってしまい、失敗しやすくなるからです。
5:蹴り上げ
ここからが本番です。
蹴り上げは、さきほどのお構えで後ろに置いている足で行います。
前ではなく上方向に!
同時に肘は曲げたまま残った足でジャンプし、身体を逆さまにします。
また、蹴り上げた足を保護者の手に当てるようになど、目標物を伝えるのもいいと思います。
注意ポイント
※初めて行う際は、落ちないように身体の下(腰辺り)に手を添え、もう片方の手で鉄棒を握っている手を上から握ってあげましょう。
6:引きつけ
ここが重要です!!
逆さまになったら、鉄棒が腰骨のラインに沿うように鉄棒を引きつけます。(すぐに残った足も地面を蹴り上げて、先に蹴り上げた足に追いつくイメージです!)
ポイント
逆さまの状態で鉄棒を引っ張るイメージです。(「引っ張れー!」と声をかけると成功する子が多かったです。)
腰が鉄棒に引っかかれば9割成功です!
後は体を起こして降りるだけです。
注意ポイント
降りる際に、鉄棒にアゴをぶつけやすいので十分注意してください。はじめは補助して降りるか、最初に説明しておくかするといいです。
●まとめ
最後に、筆者が教える際の手順と声掛けでまとめてみます。
声掛けまとめ
「鉄棒に近づいて」
「下から持つ」(逆手)
「足をチョキにしてかたっぽを鉄棒より前に出す」
「後ろの足を思いっきり上げて」
「鉄棒を引っ張るー!」
「アゴをぶつけないようにおりるよ」
といった感じです。
まずはゆっくりステップを踏んで練習しましょう!
●おまけ(けっこう大事)
体重の話
身体の大きなお子さんは逆上がりの難易度が格段に上がります。理由としては腕の力だけで自分の体重を支えることができないからです。
逆上がりの前に、標準体重に近づけるように日々の生活を見直してみましょう。
※逆上がりは大人になったら使わないという話
みんながわかっていることですが、学校では授業があります。本人ができるようになりたいか、目標に向かって努力できるかがいちばん大事なことなので、そういったお話をしながら、楽しくすすめると、お子さんもやる気が出てくるでしょう!!
たくさん褒めてあげてくださいね!!